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米ニューヨーク(New York)で15日、オランダ出身の芸術家ウィレム・デ・クーニング(Willem de Kooning)の作品「無題25(Untitled XXV)」が競売にかけられ、6630万ドル(約72億5000万円)で落札された。抽象画家の作品として、また戦後の現代芸術の中でも最も高い落札額となった。
「無題25」は米国で活動したデ・クーニングの1977年の作品で、大きさは縦2メートル、横2.2メートル。
競売大手クリスティーズ(Christie's)は当初、「無題25」の価値を4000万ドル(約43億8000万円)と予想していた。この作品は10年前にも競売にかけられたが、その時の落札額は2710万ドル(約29億6000万円)で、当時の最高記録だった。
落札者は電話で競売に参加していたが、身元は明らかになっていない。
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